アオスジアゲハ7月10日アオスジアゲハの幼虫を2匹拾ってきた。 小さいのが5mmぐらい、大きいのが1cm弱。2齢と3齢だと思う。 7月15日 エサはクスノキの葉。じつはうちの庭にあるから、エサには困らない。 . 左:両方とも4齢。あまり大きさが変わらなくなった。 右:色は葉と同じ緑。黒っぽいトゲが6本ある。おしりにもトゲのような白い突起がある。トゲはあまり固くないから触っても痛くない。全体に細かい毛がはえていて、ざらざらの感触。体長約3cm。 7月16日 .1匹5齢になった。 脱皮殻を食べているところ。 7月18日 もう1匹も脱皮して5齢になった。写真は脱皮中。 .脱皮終了間近。 背中の白い突起は、あとで色がついて目玉模様のようになる。あまり目玉っぽくは見えないのだが。 7月19日 .前から見たところ。 7月21日 . 大きいほうが4.4cmぐらいになった。 7月25日 大きくなって、一番かわいくなると、サナギになってしまうわけで・・・。 蛹化体勢になると、色がだんだん薄くなっていく。 すっかり色が変わると、サナギになる場所を探して歩き始める。アオスジアゲハは、あまり遠くへは行かず、せいぜい隣の枝ぐらいで蛹化することが多い。クスノキの大木で暮らしていたりすると、地面まで下りるのはたいへんだし、途中の幹でサナギになるよりは、葉が茂った枝のほうがいくらか安全なのだろう。 ちなみに(ナミ)アゲハは、あまり食樹の枝では蛹化しない(30匹に1匹ぐらいはそうするやつもいる)。室内飼いで蛹化体勢になっても放っておくと、妙な場所でサナギになっている。 これは朝8時ごろ。2匹の大きさがほとんど違わないので個体識別ができないが、おそらく先に5齢になったほうだろう。 どういうわけか、もう1匹もお昼ごろには色が変わって蛹化体勢になっていた。 .夜10時ごろ。 蛹化する場所を決めて、体を固定している。 7月26日 .2匹ともサナギになった。 幼虫が小さいうちに取ってきたからだろう、寄生もされておらず、きれいなサナギである。 8月6日 .羽化が近い。 . 色が変わってくるのは、中で蝶の体ができてきたから。羽の模様まで見えるようになる。 8月7日 .1匹羽化した。 薄青い部分が、外に出ると鮮やかな青になる。実際に色が変わるのか、鱗粉の屈折率によってそうなるのか知らないが、たしかに外を飛んでいる蝶の”アオスジ”は鮮やか .もう1匹も明日には羽化するだろう。 8月8日 . 羽化した。こうして見ると小さな蝶だ。小さいからか、アゲハやクロアゲハのようにひらひらしていなくて、がっしりして見える。コンパクトで丈夫そうだ。飛び方も素早くて力強い。 . アオスジアゲハ・終 ジャンル別一覧
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